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Databricks試験 2026年改定情報まとめ|最新の出題範囲変更点

2026-03-26
更新: 2026-10-13
NicheeLab編集部
目次
  1. 2026年の主な変更点サマリー
  2. DEA(Data Engineer Associate)の変更詳細
  3. DEP(Data Engineer Professional)の変更詳細
  4. 用語変更一覧
  5. GenAI Engineer Associate の試験ガイド更新
  6. 受験タイミングのアドバイス
  7. 問題で確認
  8. よくある質問(FAQ)

Databricksは製品のリブランドと機能拡張に合わせて、 認定試験の出題範囲を定期的に改定しています。2026年は複数の試験で大きな変更が行われ、 用語の刷新・ドメインウェイトの見直し・新試験の追加が実施されました。 この記事では、2026年の主な変更点と受験への影響を詳しく解説します。

2026年の主な変更点サマリー

2026年に実施された、または実施予定の主な変更を表にまとめます。

試験名変更内容適用時期
Data Engineer Associate(DEA)出題区分を5区分から7区分に再編(Lakeflow Jobs・CI/CD・トラブルシューティングが独立した区分に)、ガバナンスの比重11%→15%、Delta SharingとLakehouse Federationは範囲外に2026年5月4日
Data Engineer Professional(DEP)2026年10月9日から新しい試験に切り替え。採点対象は59問→60問、出題区分は10区分→9区分に再編され、新しい試験の言語は英語のみ(試験ガイドより)2026年10月9日
Machine Learning Associate(MLA)2026年10月時点で改定なし(現行の試験ガイドは2025年3月1日時点の版)—
Spark Developer Associate2026年10月時点で改定なし(現行の試験ガイドは2025年10月30日時点の版)—
GenAI Engineer Associate試験ガイドを2026年3月18日時点の版に更新(試験自体は2024年1月に発表)。Agent Bricks・MCPサーバー・AI Gatewayが出題項目に入っている2026年3月18日
Context Engineer Associate(新設)新しい試験。AIエージェントに渡す情報(コンテキスト)の設計と管理を問う。採点対象は約45問・90分・$2002026年7月29日
Data Analyst Associate(DAA)2026年10月時点で改定なし(現行の試験ガイドは2025年10月30日時点の版)—
Machine Learning Professional(MLP)2026年10月時点で改定なし(現行の試験ガイドは2025年9月30日時点の版)—
Data Engineer Associateの更新用の試験(新設)DEAの資格が失効済みか、失効まで2か月以内の人が受けられる更新用の試験。採点対象25問・60分・$200・オンラインのみ(認定試験の数には含まない)試験ガイドは2026年6月15日時点の版

DEA(Data Engineer Associate)の変更詳細

DEAは2026年5月4日に新しい版の試験に切り替わり、2026年の改定で最も影響が大きい試験の一つです。主な変更点は以下のとおりです。

出題区分の再編(5区分→7区分)

2026年5月4日からの試験では、出題区分が5つから7つになりました。新しい区分と比重は次のとおりです。

区分(2026年5月4日〜)比重
Databricks Intelligence Platform6%
Data Ingestion and Loading21%
Data Transformation and Modeling22%
Working with Lakeflow Jobs16%
Implementing CI/CD10%
Troubleshooting, Monitoring, and Optimization10%
Governance and Security15%

旧版はDatabricks Intelligence Platform(10%)、Development and Ingestion(30%)、Data Processing & Transformations(31%)、Productionizing Data Pipelines(18%)、Data Governance & Quality(11%)の5区分でした。旧版の「Productionizing Data Pipelines」にまとまっていたジョブ・デプロイ・Spark UIの内容は、新版ではLakeflow Jobs、CI/CD、トラブルシューティングの3区分に分かれています。問題数(採点対象45問)と試験時間(90分)は変わっていません。

ガバナンスの比重は11%→15%

旧版の「Data Governance & Quality」(11%)は「Governance and Security」(15%)になりました。Unity Catalogのマネージドテーブルと外部テーブルの違いと基本操作、GRANT・REVOKE・DENYによる権限設定、列マスクと行レベルセキュリティ、Unity CatalogのABACポリシーが問われます。一方、旧版にあったDelta SharingとLakehouse Federationは新しい試験ガイドから外れました。

パイプライン関連の名称変更

Delta Live Tables(DLT)は「Lakeflow Spark Declarative Pipelines」に名称が変わり、2026年5月4日版の試験ガイドもこの名称を使っています(その後、現在のドキュメントとDEPの2026年10月9日版の試験ガイドでは「Lakeflow Pipelines」と呼ばれています)。Pythonではdltモジュールがpyspark.pipelinesモジュールに置き換わりましたが、@dlt.tableデコレータなどdltを使ったコードも引き続き使えます。ほかにも、ジョブは「Lakeflow Jobs」、Databricks Asset Bundlesは「Declarative Automation Bundles」、Databricks Reposは「Databricks Git Folders」という名称で試験ガイドに載っています。

DEP(Data Engineer Professional)の変更詳細

DEPは2026年10月9日に新しい試験に切り替わりました。採点対象は59問から60問になり、制限時間120分と受験料$200は変わっていません。新しい試験の言語は英語のみです(10月8日までの試験は日本語でも受験できました)。出題区分は10から9になり、配点は次のとおりです。

区分(2026年10月9日〜)比重旧版(〜10月8日)
Developing Code for Data Processing using Python and SQL23%22%
Data Ingestion & Acquisition12%7%
Data Manipulation12%10%(Data Transformation, Cleansing, and Quality)
Monitoring and Alerting10%10%
Cost & Performance Optimization15%13%
Ensuring Data Security and Compliance8%10%
Data Governance5%7%
Debugging and Deploying10%10%
Data Modeling5%6%
(Data Sharing and Federation)区分なし5%

旧版の配点は公式ページの表記です。新しい試験ガイドでは、OpenSharing(旧Delta Sharing)・Clean Rooms・Lakehouse FederationがData Ingestion & Acquisitionに入り、Lakeflow ConnectでのCDC取り込み、VARIANT型、ai_query、ABACポリシー、Unity CatalogのMetric Viewsなどが明記されました。

用語変更一覧

試験で使われる主な用語の、旧名称と現在の名称の対応表です。新しい試験ガイドは現在の名称を使っていますが、名称の変更に合わせて更新されていない試験ガイドには旧名称が残っています(例:MLPの試験ガイドはDatabricks Asset BundlesとLakehouse Monitoring、GenAIの試験ガイドはVector Search、DAAの試験ガイドはDelta Sharing)。

旧名称現在の名称備考
Delta Live Tables(DLT)Lakeflow PipelinesDEAの2026年5月4日版試験ガイドではLakeflow Spark Declarative Pipelines。Pythonはpyspark.pipelinesが推奨で、@dlt.tableも引き続き使える
APPLY CHANGES APIAUTO CDC API構文は同じ。APPLY CHANGESも使えるが、DatabricksはAUTO CDCを推奨
Databricks Workflows / JobsLakeflow Jobsジョブスケジューラの名称変更
Databricks Asset Bundles(DAB)Declarative Automation BundlesDEA(2026年5月4日版)とDEP(2026年10月9日版)の試験ガイドで使われている名称
Databricks ReposDatabricks Git FoldersDEA(2026年5月4日版)とDEP(2026年10月9日版)の試験ガイドで使われている名称
Delta SharingOpenSharing2026年6月に名称変更。DEPの新しい試験ガイドはOpenSharingを使っている
Feature StoreFeature Engineering in Unity CatalogUCベースに統合、databricks-feature-engineeringパッケージ
Z-ORDER BYLiquid Clustering(推奨)公式ドキュメントはLiquid Clusteringを「パーティショニングとZORDERに代わるもの」と説明。Z-ORDERも引き続き使え、DEPの試験ガイドには両者を比べる項目がある
MLflow Model Registry(Workspace版)MLflow Model Registry in Unity CatalogUC版への移行が推奨
Lakehouse Monitoringdata profiling(データプロファイリング)MLPの試験ガイドはLakehouse Monitoringのまま
Mosaic AI Model ServingModel Serving2026年10月時点のドキュメントの名称。Foundation Model APIs含む
Databricks Vector Search(Mosaic AI Vector Search)Databricks AI SearchGenAIの試験ガイドはVector Searchのまま
Genie spacesGenie AgentsDAAの試験ガイドはAI/BI Genie spacesのまま
DBFS(Databricks File System)Unity Catalog Volumes(推奨)DBFSはレガシー、Volumesへの移行推奨

GenAI Engineer Associate の試験ガイド更新

GenAI Engineer Associateは2024年1月に発表された試験で、試験ガイドは2026年3月18日時点の版になっています。生成AIアプリケーション開発に関する実践的な知識が問われます。なお、2026年に新しく加わった試験はContext Engineer Associate(2026年7月29日〜)です。

試験の背景

Databricksは2023年以降、Mosaic AIブランドのもとでFoundation Model APIs、Vector Search、AI Gatewayなど生成AI向けの機能を急速に拡充してきました。これらの機能を活用してRAGアプリケーションやLLMOpsパイプラインを構築するスキルを証明する資格が、GenAI Engineer Associateです。

出題区分(公式ページの比重)

  • Design Applications(14%):プロンプト設計、モデルタスクとチェーン部品の選定、Agent Bricksの使いどころ
  • Data Preparation(14%):チャンキング戦略、ドキュメントの抽出と前処理、Unity CatalogのDeltaテーブルへの書き込み、検索性能の評価
  • Application Development(30%):LangChainなどのツール選定、プロンプトの拡張、ガードレール、LLMと埋め込みモデルの選定、MLflowとAgent Framework
  • Assembling and Deploying Applications(22%):pyfuncでのチェーン実装、Unity Catalogへのモデル登録、Vector Search(現在の名称はAI Search)のインデックス、Model Serving、ai_query()、MCPサーバーの統合
  • Governance(8%):マスキング、悪意ある入力へのガードレール、データソースのライセンス
  • Evaluation and Monitoring(12%):評価指標、MLflowのスコアリングとトレース、推論テーブル、AI Gateway、コスト管理

受験タイミングのアドバイス

2026年の改定を踏まえた受験タイミングの推奨事項をまとめます。

改定直後は新しいExam Guideを確認する

試験が改定されるときは、各試験の認定ページからリンクされている公式Exam Guideが更新されます。DEAでは、改定前から「2026年5月4日に新しい版になる」と明記した試験ガイドが公開されていました。DEPでも、2026年10月9日の切り替え前に、それまでの試験と新しい試験の両方の出題範囲を載せた試験ガイドが公開されていました。まず最新のExam Guideを確認し、ドメインのウェイト変更や追加・削除されたトピックを把握しましょう。NicheeLab問題集は、DEAは2026年5月4日の改定に合わせて更新済みですが、DEPは2026年10月8日までの旧版(10セクション)の出題範囲で作成したもので、10月9日からの新しい試験にはまだ合わせていません。

旧試験範囲での受験は避ける

改定適用後は新しい出題範囲で試験が実施されます。古い参考書や問題集で学習して受験すると、新しいトピック(Lakeflow、Liquid Clustering、Mosaic AI等)が出題された際に対応できません。学習開始前に、対象試験の改定が適用済みかを確認してください。

複数資格を目指す場合の順序

複数のDatabricks資格取得を目指す場合、DEA → Spark Developer → MLA → GenAI Engineer の順序が効率的です。DEAでDatabricksプラットフォームの基礎を固め、Spark Developerでコード力を強化し、MLAで機械学習の知識を加え、GenAIで最新技術をカバーする流れです。

問題で確認

DEA - 2026年改定

問題 1

2026年のDatabricks試験改定に関する説明として正しいものはどれですか?

  1. Delta Live Tables(DLT)は名称が変わった(現在の名称はLakeflow Pipelines)が、@dlt.tableデコレータやExpectationsを使った従来のコードは引き続き使える
  2. Z-ORDER BYはDatabricksプラットフォームから完全に削除され、使用できなくなった
  3. Feature StoreはUnity Catalogとは独立したまま運用されており、UC統合は2027年以降の予定である
  4. GenAI Engineer Associate試験を受験するには、DEAまたはMLAの資格を事前に取得している必要がある

正解: A

Delta Live Tables(DLT)は「Lakeflow Spark Declarative Pipelines」(DEAの2026年5月4日版試験ガイドの表記)を経て、現在のドキュメントとDEPの2026年10月9日版試験ガイドでは「Lakeflow Pipelines」と呼ばれています。Pythonではpyspark.pipelinesモジュールが推奨になりましたが、@dlt.tableデコレータ、@dlt.viewデコレータ、Expectations(データ品質制約)などdltを使ったコードも引き続き使えます。BのZ-ORDER BYは、公式ドキュメントでLiquid Clusteringに置き換えるものと説明されていますが、削除はされていません。CのFeature Storeは「Feature Engineering in Unity Catalog」としてUCに統合済みです。DのGenAI Engineer Associateには前提資格は不要です。

よくある質問(FAQ)

2026年の改定で既存のDatabricks資格は無効になりますか?

いいえ、既存の資格は有効期限(取得日から2年間)まで有効です。再認定が必要になるのは有効期限が近づいたときで、その時点で実施されている最新の試験を受けます。改定前に取得した資格が早期に無効化されることはありません。ただし、改定後は新しい出題範囲で試験が実施されるため、再認定時には改定内容を踏まえた学習が必要です。なおData Engineer Associateは、資格が失効済みか失効まで2か月以内であれば、更新用の試験(Renewal Exam:採点対象25問・60分・$200・オンラインのみ)でも更新できます。

旧名称のDLT(Delta Live Tables)で学習した内容は無駄になりますか?

いいえ、技術的な内容はほぼそのまま使えます。DLTは名称が変わり、DEAの2026年5月4日版の試験ガイドでは「Lakeflow Spark Declarative Pipelines」、現在のドキュメントとDEPの2026年10月9日版の試験ガイドでは「Lakeflow Pipelines」と呼ばれています。Pythonのモジュールはdltからpyspark.pipelinesに置き換わり、Databricksはpyspark.pipelinesを推奨していますが、@dlt.tableデコレータなどdltを使ったコードも引き続き使えます。Expectations(データ品質制約)や、ストリーミングテーブルとマテリアライズドビューの考え方もそのまま有効です。新しい試験ガイドは新しい名称を使っているため、名称の対応関係を押さえておけば問題ありません。

GenAI Engineer Associate試験の受験には前提資格が必要ですか?

いいえ、前提資格は不要です。Databricksの認定試験はどれも前提資格がなく、どの試験からでも受験可能です(前提資格が必要なのは、Data Engineer Associateの更新用の試験だけです)。ただし、GenAI Engineer Associate試験はRAG・Vector Search(現在の名称はAI Search)・LLMOpsなどの専門知識が問われるため、試験ガイドでは関連コースの受講と6か月の実務経験が強く推奨され、Pythonとそのライブラリの実務知識も準備項目に挙がっています。DEAやMLAを先に取得してプラットフォーム全体の理解を深めてから受験する方が効率的です。

Databricks試験の問題を解いてみよう

DEAは2026年5月4日の改定を反映した日本語問題で対策できます(DEPの問題は2026年10月8日までの旧版の出題範囲です)

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この記事の著者

NicheeLab編集部

データエンジニアリング・クラウド資格の専門家。Databricks・Snowflake等の認定資格を保有し、実務経験に基づいた問題作成・解説を行っています。NicheeLab運営。


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