Databricks Certified Data Analyst Associate(DAA)は、 Databricks SQLを使ったクエリ作成・ダッシュボード構築・データ分析の実務力を測定する認定試験です。 SQLの知識が中心で、PythonやSparkのコーディングは不要です。 現行の試験ガイド(2025年10月30日時点の版)は9ドメインの出題構成で、AI/BI Genie spacesの開発・共有・保守も独立したドメインになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | Databricks Certified Data Analyst Associate |
| 問題数 | 45問 |
| 試験時間 | 90分(1問あたり平均2分) |
| 合格ライン | 非公表(統計的分析で設定され、変更されうる) |
| 受験料 | $200(税別) |
| 言語 | 英語のみ(2026年10月時点の公式ページ) |
| 前提条件 | なし |
| 有効期間 | 2年間 |
| 主要ツール | Databricks SQL・SQL Warehouse・ダッシュボード |
| ドメイン | 配点 | 出題数目安 | 主要トピック |
|---|---|---|---|
| Understanding of Databricks Data + AI Platform | 11% | 約5問 | 主要コンポーネント(Delta Lake・Unity Catalog・Databricks SQLなど)・Catalog Explorer・Marketplace |
| Managing Data | 8% | 3〜4問 | Unity Catalogでの認定データセットの検索と管理・タグとリネージ・SQLでのデータクレンジング |
| Importing Data | 5% | 約2問 | S3・Delta Sharing・API・Auto Loader・Marketplaceによる取り込み、UIからのファイルアップロード |
| Executing queries using Databricks SQL and Databricks SQL Warehouses | 20% | 約9問 | SQLウェアハウスの役割・結合と集合演算・集計・マテリアライズドビュー・Time Travel |
| Analyzing Queries | 15% | 6〜7問 | Photon・Query Profile・クエリ履歴とキャッシュ・Liquid Clustering |
| Creating Dashboards and Visualizations in Databricks | 16% | 約7問 | AI/BIダッシュボード・パラメータ・共有と権限・自動更新・アラート |
| Developing, Sharing, and Maintaining AI/BI Genie spaces | 12% | 5〜6問 | Genie Spaceの作成・Trusted Assets・権限と配布・精度の改善 |
| Data Modeling with Databricks SQL | 5% | 約2問 | スター・スノーフレーク・Data Vaultスキーマとメダリオンアーキテクチャ |
| Securing Data | 8% | 3〜4問 | Unity Catalogのロールと共有設定・3レベル名前空間・テーブル所有権とPII保護 |
ドメイン名と配点は公式ページ(2026年10月時点)の表記です。試験ガイドでは、1つ目が「Understanding of Databricks Data Intelligence Platform」、6つ目が「Working with Dashboards and Visualizations in Databricks」と書かれています。出題数目安は、配点を45問に当てはめた概算です。
Executing queries using Databricks SQL and Databricks SQL Warehousesが20%で最大の配点を持ちます。 SQLウェアハウスの役割、結合・集合演算・集計、マテリアライズドビューなど、クエリの作成と実行が中心です。 次にCreating Dashboards and Visualizations(16%)とAnalyzing Queries(15%)が続き、この3つで配点の半分を超えます。
SQL WarehouseはDatabricks SQLのコンピュートリソースで、3つのタイプがあります。
| タイプ | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| Serverless | 起動時間が秒単位で最速。Databricksがインフラ管理 | 本番ダッシュボード・アドホッククエリ(推奨) |
| Pro | 中程度の起動時間。Photonエンジン搭載 | コスト管理が必要な本番環境 |
| Classic | 起動に数分。機能が限定的 | レガシー互換(新規利用は非推奨) |
AI/BI Genieは自然言語でデータに質問できるインターフェースです。 「先月の売上上位5商品は?」のような質問を入力すると、 適切なSQLが自動生成されて結果が返されます。
OPTIMIZE my_table ZORDER BY (column1)でフィルタ列を指定ANALYZE TABLE my_table COMPUTE STATISTICS FOR ALL COLUMNS| 比較項目 | Data Analyst Associate (DAA) | Data Engineer Associate (DEA) |
|---|---|---|
| 主な対象者 | BIアナリスト・データアナリスト | データエンジニア |
| 使用コンピュート | SQL Warehouse | All-purpose / Job Cluster |
| 主要ツール | Databricks SQL・ダッシュボード・Genie | ノートブック・Lakeflow Spark Declarative Pipelines (旧 Delta Live Tables)・Workflows |
| 主要言語 | SQL(100%) | Python + SQL |
| Delta Lake出題範囲 | 基礎概念のみ(Time Travel・OPTIMIZE) | 詳細(MERGE・CDF・Schema Evolution) |
| Unity Catalog出題範囲 | テーブル権限・共有設定 | 3レベル名前空間・リネージ・外部ロケーション |
| ダッシュボード | 出題あり(ダッシュボードと可視化で16%) | 出題なし |
| ETLパイプライン | 出題なし | 出題あり(Lakeflow Spark Declarative Pipelines・Auto Loader・Workflows) |
| 推奨学習期間 | 3〜4週間(SQL基礎がある場合) | 5〜6週間 |
Databricks
問題 1
Databricks SQLでダッシュボードの表示速度を改善したいと考えています。ダッシュボードには5つのクエリが含まれ、各クエリの平均実行時間は30秒です。最も効果的な改善策はどれですか?
正解: B
ダッシュボードの表示速度改善には、まずResult Cacheの活用とテーブルの物理最適化が最も効果的です。Result Cacheが有効であれば、同一クエリの2回目以降の実行はキャッシュから即座に結果が返されます。さらにOPTIMIZE + Z-ORDERにより、フィルタ対象の列のデータが物理的に近い場所に配置され、スキャン量が削減されます。選択肢Aのクラスタサイズ増大はコストが大幅に増加する一方、クエリ自体の最適化なしではスキャン量は変わらないため費用対効果が低いです。選択肢Cは表示速度の根本的な改善ではなく、データの鮮度が犠牲になります。選択肢DはUNION ALLで異なるスキーマのクエリを無理に統合することで可読性とメンテナンス性が大幅に低下します。
Data Analyst AssociateとData Engineer Associateはどちらを先に受けるべきですか?
業務内容で判断してください。SQLでのクエリ作成・ダッシュボード構築・BI分析が中心の方はDAAが適しています。ETLパイプライン構築・Delta Lake操作・Workflowsによるジョブ管理が中心の方はDEAが適しています。DAAはSQL知識があれば3〜4週間で対策可能です。DEAはPython/PySpark・Delta Lakeの知識が追加で必要なため、5〜6週間が目安です。両方取得する場合、SQL基礎があるならDAAを先に取得し、DatabricksプラットフォームのUIに慣れてからDEAに進むルートが効率的です。
AI/BI Genieはどの程度出題されますか?
AI/BI Genie spacesは独立したセクション(Developing, Sharing, and Maintaining AI/BI Genie spaces)で、公式の配点は12%です。45問に当てはめると5問前後になります。自然言語でデータに質問できるインターフェースであること、Genie SpaceとしてSQLウェアハウスに接続して動作すること、アクセス権限はUnity Catalogのテーブル権限に従うことに加え、試験ガイドはサンプル質問や指示の設定、Trusted Assetsによるクエリの検証、ユーザーの質問やフィードバックをもとにした精度の改善も出題目標に挙げています。SQLの自動生成精度や制約条件(複雑なJOINの限界等)について問う問題も報告されています。
Databricks SQLの実務経験がなくても合格できますか?
合格は可能です。無料のDatabricks Free Edition(終了したCommunity Editionの後継)では、SQLウェアハウスを1つ(2X-Smallまで)使えるため、SQLエディタでのクエリ作成やダッシュボードの操作を実際に試せます。アラート・クエリ履歴などの機能は、公式ドキュメントのスクリーンショットと操作手順もあわせて確認しておくと安心です。より大きな構成で試したい場合は14日間の無料トライアルも使えるので、試験前に一度触れておくことを推奨します。
出題範囲を体系的に扱う教科書があります。全 16 章、登録なしで全部読めます。
第 0 部・無料
クラウド自体がはじめての方へ
サーバー・ネットワーク・データベースの前提知識なしで読める 8 章。登録不要・無料。
無料
Databricks とレイクハウスの全体像
なぜこの製品が要るのか、何がどこに属するか
無料
データはどこに、どんな形で保存されるか
テーブルの実体と Delta Lake の内部
NicheeLab編集部
データエンジニアリング・クラウド資格の専門家。Databricks・Snowflake等の認定資格を保有し、実務経験に基づいた問題作成・解説を行っています。NicheeLab運営。
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